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THEME 03

クリエイター、利権、陰謀

陰謀論的なチクチクした飲み会がありました

陰謀論者の友達

また友達の話になっちゃうんですけど、私、陰謀論者の友達がいるんです。同じくデザイナーで、起業してて、ちょっと前までは徒歩5分とかにその子が住んでたから本当ずっと一緒にいたんです。まだ近所にいた頃その子とお寺の前を夜散歩してた時、

「月見てると、目が焼ける感じしない?光が人工的で。」
え!?焼ける!?

「イギリスが日本で実験していて、あれは偽物の月なんだよ。」
偽物!?本物の月は!?そこはアメリカとか中国とかじゃないんだ

「イギリスがどこかに隠してる。あれはどう見たって偽物じゃん!ほら、雲があるでしょ。月と地球ってすごく離れてて、地球の周りに雲がある。でも今見上げている月は、まるで、月と雲が近接してるみたいな光の反射をするでしょう。あれはどう見たって偽物。」  

最初冗談で言ってるのかと思ってめちゃくちゃ笑ってたらぜーんぶ、マジなの。ほんとびっくりしちゃった。
この読者に月偽物論者がいたらごめん。馬鹿にしてるわけじゃないんだ。あまりにもトンデモ論すぎてびっくりしちゃってるというか。
ほら、よく聞く陰謀論の“アポロ11号は本当は月に行っていない”とかならわかるのよ。でも月そのものいっちゃう〜?みたいな。

平安時代の人でもそういう陰謀論者がいたらこんな和歌があったんじゃないかな。

「雲の間に 照らす月夜の 曇りしは 我が目に焼きつ もて隠すなり」

どうですか?こんな和歌。(私は古文の課題を高1夏から出していなくらいサボっていたので、文法があっているかは分かりません。)
解釈的には夫が私に何かを隠していて不安で、「月を見ながら目が焼けるほど涙を流す」という意味と、「月なんて偽物で目が焼けるほど痛い」という意味ともとれる和歌です。あまりにも話についていけなくて、和歌を心で詠んでその場をやり過ごしましたが。
彼女も本当はその陰謀論を通じて何か私に心身の訴えをしたかったのかな。
一緒に歩いていた別の友達も空を見上げながら、「確かに目が痛いかも。」とか同調しちゃうし、私はただニコニコ頷くしかできなかった。

それはまあそれとして。何が私を悩ませたのかというと…

青山での飲み(おじさん3人付き)

久しぶりに友達が東京本土に帰ってきたから遊ぼう飲もうと話をしてたら、誘われたのはなんか良さそうな居酒屋、恵比寿からも表参道からも徒歩20分みたいなところ。起業して羽振良くなったのかあ!?と思ったのも束の間、当日の朝「なんか不安なことある?」って。
どうやらその仲良い投資家とその人の会社の役員2人も来るとかで。

終わったわ〜怪しい投資話持ちかけられるわ〜。  

まあ当日に直前キャンセルなんてできないし気になるから行ってみたけど、

ボス、ボスの右腕、ボスの左腕、例の友達、私。

でもなんだか、投資話を持ちかけられるわけでもなく、普通に楽しく仕事の話をしながら飲みたい感じの雰囲気。この人たちも日本をよくしたいとか思いながら頑張って事業してるのかな?とか思ってたんだけど。
じゃあボスさんは何がしたくて何が目標で仕事してるんですかって聞いたら、

「ないよ。暇つぶし。だって資産額考えたらもう働く必要ないもーん」

あ、本当にこういう人いるんだ〜が素直な感想。果たしてこれが彼の本音なのかは知らないけどね。  
何かしら自分との共通点を探そうと頑張ったんだけど、1ミリも掠ってなくて、まあよくある旅行自慢、飛行機自慢の話。

「もうエコノミーなんて乗れないね!エコノミー症候群になっちゃう!」
「ビジネスの上にはファースト、フルフラット、上はまだまだあるよ!」

私、絶句。なんか友達がすごく仕事で勉強になる人たちっていうから来てみたらこんな自慢話ばかり。友達はそれに合いの手入れるだけ。

全てをサイゼクオリティにしたいだけ

そういうことなら私は“エコノミー症候群になってしまう仕組みから変えたい”って真っ先に思うわけ。それを言ったら彼らは

「利権が〜」「お金は稼げても資本が〜(?)」「まだ世界が視えていないんだね」

よくわからなかったが、ここでもうこの人たちとは見ている世界が違うんだなって悟った。
あとはもう、キャバクラを経営している理由は人の混沌を見たいからだとかマネーゲームがどうのとかの話をされ、私は小せえ皿の小せえ豆腐食べながら聞いていた。  

ただ私は全部の最低限がサイゼにならないかなって思ってるだけ。

別にすごく良いわけでも悪いわけでもないけど、最低限安心なサービス。
これを若い人の未熟な意見と捉えるか、これを変えるために十年単位でできることを考えるか、私なら後者のような大人になりたい。それを考えてくれるような大人が私の周りには多いと思うし、それを実現したいから頑張ろう!って言ってくれるのが私の上司かも。(会社だーいすき)  

別にオチはないです。私はこの出来事があった日、本田圭佑になってPK外す夢を見ました。最悪な気分の天気がクソ良い朝でした。

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