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THEME 02

最後の人類として選ばれそうにない

宇宙系エンジニアの友人と話して悟った事実、願望

わたし実は、昔は宇宙関係の仕事に就くのが夢だったんですよ。宇宙物理とかかっこいいな〜って思っていて、物理だけは結構得意だったんですが、そもそも勉強も嫌いだったし、数字アレルギーすぎていつしか諦めてしまいました。 しかし有難いことに私には友達が多いので、近所の飲み友達にやばいエリートがいてですね。その人と飲みながら思ったことに関して、お話をさせてください。

ドエリートアニマルラバー  

学大あたりに住んでる友達のSくん、かれこれ2年くらいの仲で、犬2匹と猫1匹と一緒に住んでいる元気な28歳。東大卒で、外資IT新卒入社を経て起業を決意。最初はHRとかそっち系を考えていたものの、ワクワクしないよなと思って「国益を上げ国防を守る」みたいな感じのスローガンを掲げて、宇宙系エンジニアにシフトチェンジしたらしい。  
何をやっているのか平たく言うと、宇宙にあるコンピューターのレベル上げに挑戦しているらしい。私でもわかる言葉で説明してくれたから何も専門用語はわからないんですけど。
宇宙にあるコンピューターって、任天堂64くらいの性能しかないらしい。確かにその話はなんとなくアンビリーバボーで見たことある気がするけど、なんでそれ新しく変えないの?って話じゃないですか。
010101って並んでいるのがコンピューターだとして、宇宙って放射線がすごくありますよね、その放射線が当たることによって0が1に、1が0に変わってしまってコンピューターにバグが起きてしまうらしいんです。これをクリアしないと新しい半導体を導入することができないとのこと。
なんてわかりやすい説明!本当に理解してる頭がいい人はこんなに噛み砕いて説明してくれます。勉強になりますね。
実際に今は他の物質を使って半導体内のコミュニケーションをする仕組みを日本の企業が開発していたりするらしいのですが、全く違う物質、仕組みにしちゃうと量産段階で工場から新しく仕組みを変えなきゃいけないとかで、7年以上かかってしまうらしいんです。それを彼らは、同じ工場内で簡単に量産できるけど宇宙で使える半導体を開発しようと奮闘しているのです。

規模がでかいよ

え?宇宙?国益?何?新しくお迎えした犬を見に行ったらそんな大規模な話をされて。
「自分は専門外の領域(農学部出身らしい)だから、仲間を強くしよう」
ってほぼルフィ。
実際にその分野に精通したおじいちゃん博士がもう仲間になってるし、権力強め団体にも加入してコミュニケーションしていて、まじですごい。私なんて芋焼酎飲んで犬撫でてるだけですよ。
「国益を守るために日本を本拠地にしたい、でもアメリカには3周くらい負けている。この歴史を振り返ってみたら、全世界の人が大移動しているのと同じく、将来は宇宙規模で大移動が行われると思う」
とのこと。そう言われると、確かに〜〜って思うよねえ。

じゃあここが仮にSF映画だったとして

アルマゲドンは地球救っちゃうから、例えばなんだろうな、インターステラー?あれも移住じゃないな、うーん。2012とか、みなさんは見たことありますか?  
地球が終わっちゃって、宇宙や近隣の惑星にちょっと避難って話になったら、「遺伝子的に均等になるように無作為に乗船チケットを抽選します」って政府は言うけど、現実的に考えたら、乗船チケットをめちゃくちゃ高く販売するに決まってるよね。映画内ではチケットを高く売ってお金を集めないとそもそも船が作れないとかなんとか説明があったんだけど。
あとはグリーンランドっていう超普通の地球滅亡系映画。こっちだと主人公が一級建築士とかで大きなビルを建設できるから彼と彼の家族だけ避難シェルターの案内が来て近所の仲良い友人家族はチケット来ないって話。  
仮に、地球が終わっちゃうとか何か人類を振り分けなきゃいけないってなった時に、私ってチケットもらえなくない?って冷静に思ってさあ。  
私なんてただのデザイナー。できることなんて、シェルターの中でチラシを手書きするとか?ちょっと楽しいユーザー体験になるように考えますよとか?シェルターの中が楽しくなるような施策考えますねとか?  
わかる、意味はある。でも今のこの世界で生きている人間視点で、世界はUX、CXを重宝しているとは思えない。政府こそ最近頑張ってデザインとかやってるけど、「ユーザー体験」とか知らない人がほとんどな気がする。デザイナーって言ったらチラシ作るくらいって思われてるのが今のこの世界なのに、チラシ職人程度でチケットがもらえるわけがない。

とはいえ、やはり救われたい

そもそも会社の人ですら私たちデザイナーが何してるのか知らない人多いと思う。私たちはビジュアルを作ることもあるけど、どっちかというと、「従業員体験」「ユーザー体験」にフォーカスしている。見た目の綺麗さだけじゃなくて、中身から綺麗に仕上がっているから見た目も体験も綺麗になるよね、っていうサービスが素敵だと思う。  
実績が必要なのは当たり前なので一旦置いといて、偉い人にどんな説明したら私も有識者として船に乗れるんだろう? 「シェルターや宇宙船の中だと外に行けないし毎日同じ風景だし、嫌になりますよね。集団ヒステリーとかになったら救われても元も子もないですよね。そこで私たち、サービスデザイナーの出番です。入居した人たちが責任を持って次世代に繋げようと思うような入居体験を与えます。」 こんな感じですか?Fall outっていうドラマ・ゲームは「命を次世代へ繋げていく」的な世界観あった気がするなあ。ぜひ見てみてね。  
人間集団の気持ちをポジティブに転換できる能力がどこまで重宝されるのか。
サービスデザイナーがいるのといないのとでは明らかにサービスの質が違う、エンジニアと同じくらい重宝しなきゃいけない、って思ってくれるようにこの社会の流れが動いてくれたらいいのになあっていう願望もありますが、まずは私たちの仕事がもっと評価されるようにより一層努力しなきゃなあと思いますよ。 有識者会議に呼ばれて元号決める側の人間にもなってみたいし。可能性は無限大や!


映画 : 2012

ドラマ: Fall Out

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